TOYOTA
#7 TOYOTA GR SUPRA RACING CONCEPT TRIBUTE TS030
TOYOTA GR SUPRA RACING CONCEPT TRIBUTE TS030
全長 4,575mm
全幅 2,048mm
全高 1,230mm
車両重量 1,305kg(Gr.3 BoP適応)
駆動方式 FR
ホイール BBS
タイヤ MICHELIN
エンジン仕様 - - - - - - - - - - - - - - -
総排気量 - - - - - - - - - - - - - - -
最大出力 570ps(Gr.3 BoP適応)
最大トルク 67.6kgfm(Gr.3 BoP適応)
入庫ロッド No.028
IN PRODUCTION
PRODUCTION for LIVERY comment FLAT-OUT_
今回この車両のリバリーを製作いたしましたFLAT-OUT_と申します。グッチ・マングローブ氏よりオファーをいただき製作したものです。 オファーを頂いた際,TS030をモチーフとするよう指定がありました。
GT3車両とは全く形状の異なるLMP1車両のデザインをどう落とし込むか,構想段階では正直難しさを感じていましたが,いざ製作に入ってみると意外と易しいデザインであったために比較的スムーズに進行しました。 悩んだ箇所としては,TS030の特徴であるスラッと伸びたノーズのデザインで,これはボンネット外周部をブラックアウトすることで表現しています。 2018年現在TOYOTAがワークスで使用しているGAZOOカラーが力強く直線的・男性的なイメージであることと対照的に,トヨタ・ハイブリッド・ブルーと名付けられたTS030のカラーリングはすっきりと伸びやかで,また赤とグレーのラインは儚げで繊細,どこか女性的なイメージを思わせます。そのようなカラーリングがGR Supra Racing Conceptの優雅なボディーラインと良くマッチし,柔和で落ち着いた1台となりました。
先日ついに悲願のル・マン24時間レース優勝を成し遂げたTOYOTAの,そのハイブリッド時代の礎を築いたTS030を,この車両を通じて感じていただければ幸いです。
PRODUCTION for CAR comment ICM MOTORS
トヨタ スープラという未知数な車両での製作となり、製作陣も悩みました。まずベースのTS030のデータはありましたが、スープラの詳細な情報を持っておりませんでした。実際にレースに参戦していないため当然と言えば当然でした。
ショートホイールベースであるため、少々オーバー気味な挙動が目立つというのが第一印象でした。同時にダウンフォースが非常に強力で、上手く活かせば強い武器になると考えました。すべてのパーツにおいてTS030をベースとしてはいますが各所に改良を施しております。サスペンションはTS030のセッティングデータの数値を参考にしFR車専用リアサスペンションのトラクション補正を制作し施工しております。トランスミッションはサルトサーキットで製作・テストを行いストレートスピードを大幅に向上させました。エアロダイナミクスは数値の最適化を行い、サスペンションとのダウンフォースの特性を合わせMR車に近い挙動をモデリングしております。
新しい時代のマシンに、新たな解釈で製作した最新のセッティングを奢ったハイブリッド スープラです。